文字サイズ
検索
学部概要

HOME > 学部概要 > 資格・就職: 就職データ

就職データ

2018年3月卒の就職状況報告と2019年3月卒の就職動向について

名城大学キャリアセンター

1. 2018年3月卒の就職状況

(1)全国大卒就職率は過去最高、女子学生がけん引

2018年3月卒の就職状況は、昨年度に引き続き売り手市場が拡大し、全国大卒就職率(※1)は、98.0%(文部科学省・厚生労働省、2018年5月18日発表、昨年97.6%)で昨年比0.4ポイント増となり、1997年3月卒の調査開始以来、最高となりました。このうち女子学生の就職率は98.6%で、6年連続で男子学生を上回っており、好調ぶりが目立ちます。また中部地区の就職率は99.5%で、地域別就職率で最も高くなりました。

名城大学の就職率は全国より1.7ポイント高い99.7%の高水準で、実就職率(※2)も95.6%。共に過去10年間で最も高い率となりました。

※1:就職率:就職希望者に対する就職者の割合
※2:実就職率:卒業者から大学院進学者を除いた者に対する就職者の割合

(2)関東圏に本社を置く巨大企業への就職割合が過去最高

就職先の従業員規模は、従業員数500人以上の大企業へ就職が60.2%(昨年57.7%)で、昨年比2.5ポイント増となりました。特に1,000人以上の巨大企業が45.0%(昨年42.6%)で2.4ポイント増になり、大企業就職の全体を押し上げています。この巨大企業への就職割合は本学として過去最高にもなりました。

これに伴い、地区別の就職割合は愛知、岐阜、三重、静岡の東海地区4県が67.7%(昨年70.2%)で2.5ポイント減り、関東地区が23.5%(昨年20.5%)から3.0ポイント増となり、関東圏に本社を置く巨大企業への就職にシフトする傾向が見られました。

また好景気時の傾向である公務員志望から民間企業への志望変化もみられ、公務員・教員の就職は6.9%(昨年7.8%)で、0.9ポイント減になりました。

(3)6月末で内定率は7割超え

2018年3月卒の就職活動スケジュールは、説明会開始が3年次の3月、面接開始が4年次の6月スタートで、このスケジュールの2年目でした。マイナビの調査によると、2017年6月末時点の内定率は73.3%(※3)で、前年7月末時点の内定率72.7%を超えており、1か月ほど早い状況が読み取れます。本学調査でも2017年6月末の内定率は42.16%で、昨年比12.33ポイント増。本学調査は学生からキャリアセンターの報告をベースに算出しており、実態は上記の外部調査に近かったと思われます。

面接開始が6月スタートと言われながら、6月末にこれほどまでに内定率が高いのは、3月から5月までに書類審査、筆記試験、面接が先行して行われていたためです。この3か月間、学生たちは前年の学生以上に“濃く”“忙しい”日々を過ごすことになりました。

※3:株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ大学生内定率調査」2017年7月

2. 2019年3月卒の就職動向(5月末現在)

(1)一層早まる選考。応募社数は減少傾向

2019年3月卒も全国大卒求人倍率は1.88倍(※4)と売り手市場で、引き続き企業側の採用意欲は高い状況です。就職活動スケジュールは前年同様、説明会開始が3年次の3月、面接開始が4年次の6月スタートですが、実質的な選考は昨年以上に早まり、3月末までに「適性検査や筆記試験を受けた」が65.2%(※5)、「面接など対面での選考を受けた」が51.5%(※5)で、4月1日時点で内定率も20.5%(※5)という調査結果も出ています。

売り手市場と年々早まる選考に対応するため、学生一人当たりの応募企業数は減少傾向で、忙しさのあまり、学生からは「キャリアセンターに相談に行く時間も取れない」という声も聞こえています。

※4:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」2018年4月26日
※5:就職みらい研究所「就職プロセス調査2019年卒調査報告書‐2018年4月1日時点‐」2018年4月25日

(2)企業側の多様なアプローチ。インターンシップには約6割が参加

 「インターンシップに参加したら参加者限定のセミナーに誘われた」「3月にエントリー(情報請求)した企業から突然電話があり、話をしたいと連絡があった」など、就職活動の「超短期決戦」をにらみ、企業が様々な方法で学生と接点を持つ機会を作っています。

また、経団連が2017年4月に1dayインターンシップを容認したこともあり、インターンシップの実施企業は2017年度(2019.3卒向け)に68.1%(※6)に上り、本学学生の参加率も約57%で、この傾向は増加の一途を辿っています。

「優秀な学生をいち早く確保したい」「ミスマッチを防ぎたい」という企業姿勢が接触機会の多様化につながり、学生たちは3年次の夏休みのインターンシップから実質的な就活モードに突入。「超短期決戦」のはずが、実態は「就活の長期化」の様相を呈しています。

※6:就職みらい研究所「就職白書2018‐インターンシップ編‐」2018年2月15日

(3)志望業界に変化の兆し

都市銀行が人工知能を導入した事務作業の自動化に伴う人員削減のニュース等が影響したためか、マイナビの「2019年卒大学生対象就職企業人気ランキング」(※7)の文系総合ランキングでは、トップ10常連の都市銀行が順位を下げています。

本学の文系学生の金融人気は依然高いものの、情報・インターネット関連や機械・電気系メーカー、専門商社を志望する学生が少しずつ増えていると感じています。社会の動きを敏感に感じ取る学生に合わせ、キャリアセンターとしても支援内容を充実させていきます。

3.2017年度 名城大学の求人・就職状況

(1)名城大学への求人状況

2017年度の求人社数は15,623社(2016年度16,017社)で、昨年度より2.5%減となりましたが、卒業生1人あたりの求人者数は4.97倍で、非常に高い水準を維持しています。

求人者数

(2)大学全体の業種別就職状況

業種別の就職状況は、上位からサービス業が25.5%、製造業が22.3%、卸売・小売業が21.0%、建設業が9.0%、金融・保険業が7.4%、公務員・教員が6.9%となりました。

昨年度と比較すると、増加順では、運輸・通信業が1.2ポイント増、卸売・小売業が1.1ポイント増、不動産業とサービス業が0.5ポイント増、製造業が0.3ポイント増となりました。一方、減少業種は、金融・保険業が1.2ポイント減、建設業が1.1ポイント減、公務員・教員が0.9ポイント減となりました。

業種別就職状況

(3)大学全体の規模別就職状況

500人以上の大企業への就職は60.2%(昨年度57.7%)で2.5ポイント増、1,000人以上の巨大企業に限っては45.0%(昨年度42.6%)で2.4ポイント増となりました。

大企業の増加要因は、1,000人以上の巨大企業が全体を押し上げていると言えます。

規模別就職状況

(4)地区別就職状況(本社所在地)

愛知、岐阜、三重、静岡の4県で67.6%(昨年度70.2%)で、この4県に占める割合は引き続き高いものの、昨年度から2.6ポイント減となりました。

一方で、関東は昨年度から3.0ポイント増となり、上記の規模別就職状況で巨大企業が伸びたのが、関東圏に本社を置く巨大企業と言えそうです。

規模別就職状況