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社会フィールドワーク レポート

2016 社会フィールドワーク レポート

がんばろう九州!つながろう日本!!

田中武憲
(国際経営学科 教授)

2016年4月に二度の震度7を記録した熊本地震は、熊本県・大分県を中心に甚大な被害をもたらし、およそ半年が経過した現在も、多くの方々が不自由な生活を続けています。

現在、名城大学は「生涯学びを楽しむ(Enjoy Learning for Life)」をスローガンに、学生が大きく羽ばたく「学びのコミュニティ」を創り広げることを目指しています。経営学部でも、アクティブラーニングなど学生が能動的に取り組む多様な教育機会の創出に力を入れていますが、本年度は教育・研究活動を通じた社会貢献の一環として、以下のような「熊本地震復興応援企画」を開催・計画しています。

熊本地震で被災した熊本城天守閣

熊本地震で被災した熊本城天守閣

熊本地震で倒壊した熊本大神宮

熊本地震で倒壊した熊本大神宮

平田エマさん講演会

平田エマさん講演会

まず第一弾として、6月28日、公益財団法人九州経済調査協会(福岡市)より九州経済を幅広く研究している平田エマさんをお招きし、『遠くて近い九州~がんばる人・企業・地域~』と題する講演会を開催しました。名城大学「学びのコミュニティ創出支援事業」の一環として開催した同講演会には200人を越える学部学生が参加し、講演会を通じて、熊本地震の経済的な影響とともに、近年、ますます深化する九州と愛知との経済関係の実態や、九州で地域社会のために活躍していらっしゃる企業や経営者の実像を初めて知ることができました。

次に、11月に九州での「社会フィールドワーク」の実施を予定しています。昨年度、新設・開講された「社会フィールドワーク」は、当初、今年の9月上旬の実施予定でたが、熊本地震の影響により実施時期を延期することになりました。ユネスコ世界文化遺産に登録された長崎の軍艦島(端島)などを訪問し、明治以後のわが国の近代工業化に大きく貢献するとともに、上述のように、今日、愛知・中部とも深い関係を持つ九州の企業や経済を、まさしく「現地現物」で学ぶことを計画しています。

最後に、11月に開催される大学祭において、有志学生による熊本の物産品のチャリティー販売を計画しています。大学祭は広く一般にも開放されていますので、ぜひこの機会に保護者の皆様にも名城大学(天白キャンパス)に足をお運びいただき、学生による社会貢献活動にご協力頂ければ幸いです。