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会長あいさつ

昨年度に引き続き、懇談会会長を拝命しました。どうぞよろしくお願い申しあげます。

ここ数年は、何を語る場合でも、常に「新型コロナウイルスの影響で」という枕詞がついていたように思います。幸い、2022年度の前半は、その状況も落ち着きつつあったため、本年4月には、3年ぶりに対面で、懇談会の通常総会を開催しました。また、10月に地区懇談会を開催する予定です。

授業につきましても、4月の一時期を除き、ほぼ対面で実施してきました。また、国内のフィールドワーク等は感染防止策を施しながら、昨年度以上に実施していく予定です。

一方、リモート会議システムなどを用いたオンラインの授業をもっと活用すべきという意見もあると思います。しかし、現在のところ、オンライン授業は、文部科学省の定める上限規制があり、全面的に切り替えることはできません。

経営学部では、前身の商学部の時代から、少人数でかつ双方向で行われるゼミナール(ゼミ)を重視しています。ゼミでは学生が主体的に学び、時にはグループワークとして仲間と共同でプロジェクトに取り組み、その成果を報告し、学生同士で議論するため、やはり対面で行うことでより効果が高まると考えます。

さらに、経営学部では「現場触発型」と呼ぶ教育を重視しています。現場触発型教育では、企業への訪問調査、企業と連携した課題解決型学習、国内外でのフィールドワーク、外部講師による講演会などを通して、企業や社会が現実に直面している課題の解決に資する実学・実践的な教育を行っており、2010年以降、文部科学省の支援事業にも幾度か採択された評価の高い取り組みです。

今後の社会については様々な見方があります。例えば、2016年公表された日本政府の「第5期科学技術基本計画」ではSociety5.0という考えが示されました。狩猟社会のSociety1.0から農耕社会、工業社会、情報社会のさらに先に続く新たな社会を意味しています。また、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字をならべ、将来の予測が困難である状況を指し示すVUCAという言葉も良く耳にします。

このような将来を見据えることが難しい、変化の大きい社会において、大学ではどのような学びが求められるのでしょうか。その一例として、経済団体連合会によるSociety5.0時代に求められる能力と教育についての提言を紹介します(採用と大学教育の未来に関する産学協議会「中間取りまとめと共同提言」2019年4月22日)。

Society5.0時代の人材には、最終的な専門分野が文系・理系であることを問わず、リテラシー(数理的推論・データ分析力、論理的文章表現力、外国語コミュニケーション力など)、論理的思考力と規範的判断力、課題発見・解決能力、未来社会の構想・設計力、高度専門職に必要な知識・能力が求められ、これらを身につけるためには、基盤となるリベラルアーツ教育が重要である。

これらの能力の育成には、初等中等教育から高等教育にいたる全ての段階での教育が関与し、能力向上のためには、少人数、双方向型のゼミや実験、産学連携の実践的な課題解決(Project Based Learning:PBL)型の教育、海外留学体験などが必要となる。

この提言でも示されているゼミや産学連携のPBL教育は、前述したように、これまでも経営学部で重視してきたことです。そしてこのような取り組みは、今後の社会において益々重要であると考えます。

このように、経営学部では、これからの激動の社会においても活躍できる人財の育成を目指してまいります。会員の皆様におかれましては、今後も経営学部の教育研究にご理解いただきますとともに、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

2022年7月
経営学部懇談会会長
田代 樹彦

懇談会主催行事

  • 卒業祝賀会(3月)
  • 通常総会(4月)
  • 9月卒業生記念品贈呈(9月)
  • 懇談会会報の発行・発送(10月)
  • 地区懇談会(10月)

懇談会後援行事

  • 新入生歓迎会(4月)
  • 国際フィールドワーク

懇談会各種援助

学生の海外研修への援助、交換留学生への援助、海外協定校等との学術交流に関わる援助、学生の研究活動への援助、学生の就職活動への援助、学生の各種資格取得等・エクステンション講座受講への援助、卒業祝賀会に関わる援助、懇談会の広報活動(HP更新等)、「100円朝食」への援助、TOEICの高得点を目指すプログラムへの援助、その他

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