
経営学研究科・博士後期課程1年 阪本晃将さん インタビュー
――まず、後期課程進学を決めるまでの経緯についてお聞かせください。
本学薬学部に2年在籍しましたが、学習内容が自分に合わない気がして、他学部カリキュラムをいろいろ調べるなかで一番興味を持ったのが簿記でした。それで経営に2年次で転学部して柳田ゼミに所属しました。
学部時代は転学部した関係で単位を取ることに集中し、燃え尽きるように勉強したことで学業成績優秀の表彰を受けることもできました。簿記2級まで取ったのですが、もっと簿記の勉強をしたいと思い、会計士を目指すことにしました。
ゼミの中で先輩に5年修了プログラムの説明をしていただき、そこで興味をもって修士課程への進学を決めました。修士進学の後、他研究科履修で法学研究科・伊川教授の租税法の講義を受け、租税法と会計の関わり方を研究していきたいなと思って、博士後期課程に進学した形になります。
――現在の研究テーマ・内容について教えていただけますか。
法人税法に関してアメリカは総合累進課税が採用されているのに対し、日本では個人が累進税率であるのに法人は比例課税です。シャウプ勧告では法人は比例課税が良いと言われていましたが、当時と現在とではまったく状況が異なります。
私は応能の負担原則を考えたら法人にも累進課税を適用するのが望ましいという仮説を持っています。データで大企業ほど実効税率が低いことを確かめてこの仮説を実証していきたいと考えています。
――現段階で将来どのようなキャリアを展望していますか?
いま会計士を目指していて、会計士の資格を後期課程の3年以内に取れたら、監査法人に就職するつもりですが、そのあとはまだ決まっていません。監査法人でそのまま勤務を続けるのか、独立するのか、それとも大学の方に就職して教員として後続を育てるか、自分の中ではまだ迷っています。

――大学院進学を考えている後輩へのメッセージをお願いします。
大学院では、学部では学べなかったより専門的な内容を学び、自身の興味のある分野に
ついて深く追求し、研究することができます。また大学院は、学部とは異なり教授との距
離も近く、質問や相談をしやすい環境です。
もし、大学院進学について、少しでも興味があるのでしたら、是非、ゼミの担当教授等
に積極的に相談しに行くことをおすすめします。
皆さんと共に大学院で研究できることを楽しみにお待ちしています。
(2026.6.16、インタビュアー:経営学研究科 西垣)


